本命チョコレート
恋の予感
そう、皆が楽しみにしていた…席替え、


「なんか…新しい恋……ないかな。」



ボソっと呟いた、




「お前はくじ引かなくていいのか?」


後から声が聞こえた、後ろにいたのは……館山。


「あっ、忘れてた。ありがと、」



と私は…くじを引いた。



ペラッ



「10番か」



窓から右に2列目の一番真ん中の席、



席の隣は……


ふと黒板を見た。


「……ひっちゃんか。」



と私はジャージのポケットにくじを入れた。








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