春風と共に 続


そして、

イヤだが、仕方なく

こいつを置く事にした

「いただきまーす」

と言った瞬間に俺の好きなりんごが消えた・・・

隣を見たら、俺のりんごがあいつの口の

中に入って行った・・・

「おいっ!

なんで、勝手に俺のりんごを食ってるんだよ!」

そう言ったら、あいつは笑顔で言った

「さー何のことかな?」


ウゼェ――

次は俺のりんごちゃんを守ってみせるぜ!


ご飯を食べ終わってごちそうさまを仕終わったころ

あいつが正座をし、ペコリと頭を下げた

「いままでおいしいご飯をありがとうございます

俺は、明日の朝には日本から出ます

なので、いままでありがとうございました」

と言って自分の部屋へと行った

俺は悲しいのと嬉しいのが半々あった

嬉しいのは、うるさいのがいなくなるから

悲しいのは、静かになってちょっとさみしい・・・

あー

そんな事を考えるのは俺らしくない・・・





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