あの日から~私たちの恋~



「あっ!!」
キャミソールを着ていないことに気づいて声をだしてしまった。


「どうしたの?」
近くにいた友だちが振り返る。


「う、ううん。なんでもないよ!」
笑ったけどどうしようか内心は焦っていた。


「早く着替えなきゃ遅れちゃうよ?」
友だちがなかなか着替えない私に言う。


「うん。」
わかってはいるんだけど着替えられない。
背中の傷が見えてしまうから…


「?早くしなよー」
不思議そうに私を見る友だち。


私は背中を壁側に向けて着替えることにした。

「今着替える!」


そうして最初の着替えはなんとかなった。


急いで友だちと体育館に向かう。



< 24 / 59 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop