私の王子様は新入社員!?2nd~元カレエリートの恋愛事情~
 「!!?」


 小娘も俺に気付きやがった。


 「隣に居るのがあんたじゃなくてザンネンね~」


 皮肉げな声で俺に近づく美古ちゃん…


 「……目上に向かって…あんたとは何だ?」


 「じゃあ~トンマでいい?」


 「俺は透真だ…失礼極まりないぞ!!お前」


 「私は美古って言う名前があるの!!」


 「……ふん…しかし…お前には似合わないな…加賀友禅…孫にも衣装だな」


 「うるさいわね!」


 コイツに神経を逆撫でされて俺も毒舌を吐き捨てる。

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