きみのこえ
「今日から卒業式の練習が始まるな。誰か卒業の歌の作詞作曲をしたい者は居るか??」
とホームルームで担任が言っていた。
梓は朝に弱いため、全く聞いていなかった。
―――…とまぁ…ここまでは良かった。
担任の言葉を聞くまでは。
なぜか梓は、作曲に推薦されてしまったのだ。
「嫌だ!!」
と担任に反論したものの…
「内申点上がるかもよ??」
という、咲の一言にそそのかされてしまった。
作詞者は、梓と仲のよい、春だった。