【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~

○海

【楓side】




「青い空、白い雲......透き通った海~~ッ!!」



バスから降りると、エメラルドグリーンの海が一面に広がっている。


「キャーッ!!
キレイ!!」


久し振りに見た海にテンションがかなり上がった。



もう泳いでる人がいるんだぁ...。


遠くにサーフィンしている人がちらほら見えた。



「荷物は、先にホテルに運んでくれるみたいだから......」



由樹が笑顔で話し出した。



「とゆーことはっ!! 海で泳ごうぜ~~ッ!!」



由樹の言葉に待ちきれなかった陽斗が、海へと走り出した。



「待てって、陽斗ぉっ! 迷子になるだろー?」



追いかけるようにして、海へ向かう凌。



「はぁ、元気だね二人とも」



郁斗は私より若いのに、遠い目で見ていた。


若いんだから、元気な二人を見て溜息漏らさないの!!



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