ハルオレ☆ -後篇-


俺は思わずその場でじたばたするが、








「はるちゃん。力抜いてよ?…ふふっ。」








「うっ…みみみみ、観奈!!」








「ねっ?ほら…。二人で気持ちよくなろう。」








観奈はそう言って、目をつぶりまたゆっくりと俺に接近してきた。








―――――――と、その時。








「お嬢様、失礼いたします!」








「!!??」








そう頭上から声がしたかとおもうと観奈の身体がぐらりと揺れ、ドサッと倒れた。








俺は上半身を起こして観奈を抱える。








「えっ?えっ?ちょ、観奈?」








俺が動かなくなった観奈にあたふたしていると、








「大丈夫です。ちょっと首裏を叩いて眠って頂いただけです。」








と、声が聞こえてきた。








俺はふっと上を見上げるとそこには、ボヤ~と西川さんの姿が見えた。








「えっ!?に、西川さん!!?ど、どうしてここに…」








俺は驚いてそう叫んだ瞬間。








バチンッ!!!








頬がカッと熱くなった。
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