勿忘草-時をこえた思い
夢と始まり

『もう…会えないかもしれない…』

『えっ…うそでしょ?…いやだよ…』


私がそういうと彼は切なそう笑って青色の花を私の髪にさした。


『ごめん…いつか必ず迎えにいくから…何年かかったって…絶対に。だから…俺を忘れないで…この花とともに…』

『…絶対、絶対迎えにきてね。待ってるから…』

『ありがとう。』


そういって、彼は行ってしまった。


『やだよ…おいてかないで…やっぱり、さみしいよ…「いかないでよ!!!」』



ガバッ


「またか…」


ここ最近いつも同じ夢を見る。しかも、毎回少しずつ内容が増えている。


そして…いつも彼の顔を覚えていない。


「いったい…だれなんだろう?…そうだ!花…」


今日、初めて出てきた花。あれはいったい…


「8時か…」


今は、春休み…

「よしっ、調べてみよう!」


私は、あの花がなんなのか調べることにした。



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