【完結】永遠の愛を〜愛してるのはあなただけ〜
嫉妬心と欲望。〜恭平side〜
「……なんだ静香」
「いきなりごめんなさい。ちょっと話があるの」
「……オレは話すコトなんてなにもない」
「そう言わないで。とても大事な話だから聞いてほしいの。……お願い」
「……わかった」
別れた旦那に頭まで下げるなんて、どうかしてる。
なんでもう2年も前のコトなのに、今さらオレに会いに来たりするんだ。
お互い納得して離婚したハズなのに、今さらオレに来られても困る。
オレには瑞紀が居るし、瑞紀はとても大切なひとなんだ。
「適当に座れ。今お茶煎れる」
「ありがとう」