【完結】永遠の愛を〜愛してるのはあなただけ〜

溢れ出す想い。

「幸せ??」



「そう、たぶん沙織もそれもわかってるんだと思うよ。……それが自分自身の一番の幸せなんだってコト」



「……そうですか」



「だから英二はなにも心配するコトないよ。沙織は自分の幸せを一番に考えてるから」



「……ならいいんすけど」



「大丈夫。英二は心配しなくていいよ」



「……はい」



内心わたしも沙織がどう決断するのか気になっていた。



沙織自身は大丈夫なんて口には出してるけど、ほんとはすごく悩んでるんだと思う。



紘太くんには言わないでって言ったけど、ほんとは言うのが怖いだけなのかも。