おもちゃのユビワ
そんなことを考えていたら、電車はあっという間に拓巳の町に着いた。



拓巳の大学は大いに賑わいを見せていた。



門からズラリと並ぶ屋台の列。サークルの人員募集であろうサンドイッチマン。あちらこちらで催しものを宣伝する呼び込みの人たち。



秀二とナオは人混みをかき分け、美術品展示会場と書かれた貼り紙の通りに進んだ。



「拓兄ちゃんは絵画だから、こっちね。」



絵画やオブジェ、陶器など、たくさんの美術品が種類ごとに並んでいるらしい。



また、それぞれに優秀作品として賞が設けられていた。


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