失恋少女とヤンキーと時々お馬鹿



なんだよ!


あいつらがそんなに嫌いか?


あたしは別に嫌いじゃないぞ!


海に沈めたいって気持ちが、嫌いって気持ちに入らないならな。



「あんた知らないの?」


梓が本気で呆れた顔をあたしに向けた。


「何を?」


「東のイケメンについて」


「知らん」


「威張ってんじゃないわ!」



ベシッとあたしの頭を叩く。



「英単語が3つ抜けていった」


「もともと一つも入ってないでしょ?」



そんなことねーよ。


数えきれないくらい入ってますよーだ。



そんなことは言えないがな。



「ってか何それ?」


東のイケメンって………



何だよそれ。




お笑いグループかっての。


「お笑いじゃないわよ。ってかその口閉じといて」


「……ふぁい」


どうやら口からだだ漏れだったらしい。



ついでみたいに頬もつねられた。




……痛い。




< 43 / 509 >

この作品をシェア

pagetop