小鳥と恋愛小説家







――――チュンチュン♪♪チュンチュン♪♪♪



何度もメールが受信された。



涙でぐしゃぐしゃのあたしには、このメール着信音は似合わなくて………余計に涙が溢れた。



最後は着信まであった。






あたしは――――











「………ぅ…ゃだよぉ………っ!ゃ…だ……!


――さよならなんかしたくないよぉ………っ!!」











ぐちゃぐちゃに泣きながらケータイの電源を――――切った。










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