小鳥と恋愛小説家
「……………カナくん………大好き………。」
柔らかな笑顔で小鳥が笑う。
それに俺も笑顔を返す。
いつかまた
君のためだけに贈ろう
君の笑顔を見るための小説を――――……
「…………カケルが謝ってたの許す?」
「そんなの当たり前だよ!!わざわざ謝ってくれたんだねぇ…!」
「そう言うと思った。……喜ぶと思う。
大河達にもお礼言わないとな。」
「うんっ!!」
「…………なぁ…小鳥の大好きな甘い新作………読みたくない………?」
「………!?
よ…読みたい~~っ!!!」
「…………じゃあ俺にきゅんをちょうだいね……?」
「えぇっ!?」
「目………閉じてね………?
………好きだよ………小鳥………」
「~~~~~!!」
とりあえずはその前に、甘い甘い新作を書こうか………?
タイトルは
『小鳥と恋愛小説家』
………なんて、どうですか?
Happy end……☆
2011/11/8
矢野知兎☆