小鳥と恋愛小説家




「………じゃ…またね……。」



「………あ…ありがとう………っ。また……明日ね………。」




貴宮くんは………ほんとにあたしの家の前まで送ってくれた。



あたしは、貴宮くんの大きな後ろ姿が………小さくなるまで見送った………。



完全に見えなくなったら………さみしくなった。



家に入って、二階の自分の部屋に行った。



バックからケータイを取り出して、お気に入りに登録しているサイトを押した。



「………更新はまだないかぁー…。」



残念………。



変わってないページ数にちょっとがっかりして、でもまた読み終えている話を読み直す。



貴宮くんは………小説の中の人みたいだ……。



かっこよくて、スタイルがよくて、頭もよくて、運動神経もいい。



それだけを知ってた時は、あたしとは世界が違う人だと思うくらいだった。







< 45 / 344 >

この作品をシェア

pagetop