【完全版】秘密のフィアンセ☆ 下



「アハハハ!」


「もう、笑い事じゃないってば」


学校へ行く途中、晴彦に事情を説明すると、大笑いされてしまった。


佑斗はというと、朝もご機嫌斜めで、「行ってきます」の挨拶も、無視されちゃったのだ。


「それは佑斗さん、相当傷ついたでしょうねぇ」

「やっぱり、そう思う?」


仕方ない。


帰ったら、ちゃんと謝っておこう…。


あ~あ、気が重い。


ため息をついた時、後ろから男の人の声がした。

「晴彦?」




< 5 / 201 >

この作品をシェア

pagetop