【完全版】秘密のフィアンセ☆ 下



あれ?


手に温もりを感じる。


誰かが握ってくれてる?

ゆっくりと目を開けると、真っ先に飛び込んできたのは、佑斗の姿だった。


無精髭を生やし、少しやつれている。


「私、生きてる?」


ゆっくり目だけ動かすと、晴彦に佑斗の両親、そして私の両親が立っていた。


「若姐さん!良かった。三日も意識がなかったんですよ」




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