氷の姫君
「なあ月華?」

「なあに?」

「本当に俺でよかったのか?」

すこし不安そうにダルジェは尋ねる。

「急に何故?」

「俺とお前は種族も生まれた場所も違う。お前はそれでもいいのかと心配になったんだ。」

「ふふ。ダルジェ?私種族なんて気にしないわ?私はダルジェが好きなの。ダルジェじゃなきゃイヤなのよ。」

「そうか。」

その瞬間そらから雪が降って来た。

「雪?」

「ああ。雪だな」

ああ、雪姫様だわ・・・

私皆に今は祝福されているのね。

そう想うと涙が溢れた。

そんな私の涙を優しく拭う。

「なあ月華?」

「なあに?」

「愛してる。」

「私もよ。」

そして2人で又キスを交わす。

きっと、これからも私たちは永遠に一緒だね。

そう思いながら静かに微笑みあった。












                                 end

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