氷の姫君
分かりあう
「んっ・・・。」

目を覚ますと抱きしめられていた。
顔を上げるとダルジェの寝顔が見えた。

ダルジェ綺麗。
思わず見とれていた。
はっ!
こんなことしてる場合じゃない。
とりあえずベットからでなきゃ。
抜け出そうとしてもなかなかダルジェの腕から抜けられず
あたふたする。どうしようメルフェ来ちゃう!!

またちらりとダルジェを見ると眠っていた。
やっぱ綺麗。

ってかいま抱きしめられているんだよね??
寝ぼけてて普通に感じてたけど良く考えれば恥ずかしい!

さらにあたふたすると笑い声が聞こえてきた。

「あ、ダルジェ!起きてるなら最初からそういってよ!!」

「いや、お前が面白くてついな。」

そう言って面白そうに笑っているダルジェ。

「もういいもん!」

「拗ねたのか?」

「べつに?」

あからさまに拗ねている月華。
いろいろな表情をするな。
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