FRESH LEMONADE
『英嗣を使ったらとしても、それって結局堂々巡りだ。ターゲットが他に移る、それだけじゃねーか』
思い詰めた表情で語る諒介を見て、悟った
どうやら、対関英嗣以外に関しては、諒介はそこまで賢いわけじゃないらしい…
「英嗣の好きなやつがバレー組の中にいる、って思わせて嫌がらせのターゲットを松岡さんから反らすつもり……なんだよな?」
「…そんなわけないでしょ」
そんなこと、あたしが考え付くわけがない…
だいたい…
そうやってターゲットを変えたとしても“高塚諒介が松岡櫻を好きだという噂”自体が消えるわけじゃない。
噂そのものを否定しない限り、問題は解決しないんだから…
「…じゃあ、俺どうすればいいんだよ?玲子の考え、全部教えてくれないか」
「…エージはおとり。エージがみんなの注目を集めてる最中に諒介が動く。言わなきゃいけないことはただ1つ…これで分かった?」
「言わなきゃいけないことって…」
「1番有効なのは“高塚諒介と吉川玲子”でしょうね…あたしじゃご不満なら架空の女出したら?何処の誰かも分からない子の名前出されても、実感湧かないかもしれないけど」
「…なるほど。でも、そうしたら今度は玲子が嫌がらせされるんじゃないのか?」
「あたしなら大丈夫。あの子たちは弱い者にしか手を出せないから。」
自分の意見をうまく言えない松岡さんみたいなタイプはターゲットにされやすい
その反面、あたしみたいに言いたいことを言える人間には決して逆らったりしない
馬鹿な女の子集団の特徴、ってやつ?
「それでも諒介気になるっていうなら1つ条件だしてあげる」
「…条件?」
「『南大門』の上カルビ上ロース上タン塩、締めはコムタンスープ。…どう?」
「…了解。玲子、お前いい女だよ」
あたしの意図全てに気づいた諒介は、今日体育館にきて始めて笑顔でそう言った
ただ…
気付くことと、実行することとは同じじゃない。
あたしの用意したシナリオ、
諒介くんはちゃんと実行出来るかな?
思い詰めた表情で語る諒介を見て、悟った
どうやら、対関英嗣以外に関しては、諒介はそこまで賢いわけじゃないらしい…
「英嗣の好きなやつがバレー組の中にいる、って思わせて嫌がらせのターゲットを松岡さんから反らすつもり……なんだよな?」
「…そんなわけないでしょ」
そんなこと、あたしが考え付くわけがない…
だいたい…
そうやってターゲットを変えたとしても“高塚諒介が松岡櫻を好きだという噂”自体が消えるわけじゃない。
噂そのものを否定しない限り、問題は解決しないんだから…
「…じゃあ、俺どうすればいいんだよ?玲子の考え、全部教えてくれないか」
「…エージはおとり。エージがみんなの注目を集めてる最中に諒介が動く。言わなきゃいけないことはただ1つ…これで分かった?」
「言わなきゃいけないことって…」
「1番有効なのは“高塚諒介と吉川玲子”でしょうね…あたしじゃご不満なら架空の女出したら?何処の誰かも分からない子の名前出されても、実感湧かないかもしれないけど」
「…なるほど。でも、そうしたら今度は玲子が嫌がらせされるんじゃないのか?」
「あたしなら大丈夫。あの子たちは弱い者にしか手を出せないから。」
自分の意見をうまく言えない松岡さんみたいなタイプはターゲットにされやすい
その反面、あたしみたいに言いたいことを言える人間には決して逆らったりしない
馬鹿な女の子集団の特徴、ってやつ?
「それでも諒介気になるっていうなら1つ条件だしてあげる」
「…条件?」
「『南大門』の上カルビ上ロース上タン塩、締めはコムタンスープ。…どう?」
「…了解。玲子、お前いい女だよ」
あたしの意図全てに気づいた諒介は、今日体育館にきて始めて笑顔でそう言った
ただ…
気付くことと、実行することとは同じじゃない。
あたしの用意したシナリオ、
諒介くんはちゃんと実行出来るかな?
