それでも君が好き


「なぁ、奈由・・・。」

「はい・・・っ?」


侑祐さんがまっすぐにあたしを見る。


少し緊張して、心臓がバクバクと速く動く。




「本当は俺の子なんだろう・・?」

「な、なに言ってるんですかっ?!
 そんなことありえないです!!!
 勘違いもほどほどに・・・・」

「もぅ、いい・・・。」



突然、フワリと侑祐さんの匂いがしたかと思ったら...

あたしは抱きしめられていた。


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