それでも君が好き
「馬鹿だなぁ~~~」
全てを聞き終えた侑祐さんはそう言った。
そう言った後にあたしにキスをして笑ってこう続けた。
「俺はず~~っと前から奈由を愛してるよ。
奈由が置いて行った離婚届も出してないから――…
今度はちゃんと…家族になろう?」
侑祐さんが言った言葉が嬉しくて…
夢かと思って頬をつねってみた。
「いひゃい・・・」
「でもそれで現実ってわかっただろ?」
「はい・・っ!!」
夢だったら、
神様を恨むところだった。
ありがとう、神様・・・・・
あたしに幸せをくれて・・・