それでも君が好き

リビングへ向かうと侑祐さんがのんびりとコーヒーを飲んでいた。



「おはようございます、侑祐さん」と声をかけてみるけれど、返事はなし。


少しくらい話してくれたらいいのに。
罰は当たらないと思うし・・・

「どこへ行く?」

パジャマから私服に着替えたあたしに珍しく興味を示した侑祐さん。
 玄関までついてくるなんて、
     本当に珍しい・・・!!

「友達と遊びに行って来ます。」

「男か・・・?」

「侑祐さんには・・・
     迷惑かけませんから。」


ねえ・・・
    侑祐さん・・・?

どうして切なそうな顔なんてするの?

お願いだから・・・

あたしに期待させないで・・・?


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