【番外編更新中】鬱気味お嬢様の甘い諸事情。
零に触られたところ、
すべてが甘く熱を帯びていく。
深くなるキス。
求め、求められる嬉しさ。
瞼がトロンと重い。
なんだか、眠くなってきた。
唇が名残惜しそうに離れ、やっと息が吸うことができる。
「零……好き」
「私は、愛してますが?」
そう囁くと胸に顔をうずめてきた零。
抵抗する力も、身体が甘くしびれて出てこない。
「……んっ」
少し痛みが走ったのが分かった。
だけど、もう……
なんだか眠い………
夢だったら、どうしよう。