四王寺学園記
「お邪魔します。」
恐る恐る玄関に足を踏み入れると西洋独特の雰囲気が楓を包む。どこか日本人には似合わない気がして楓は相沢を見る。
…似合っていた。見るんじゃなかった…と楓は思った。
「空いてる部屋あるか?」
「はい。…ですが最近は使っていないので、汚いかと…。」
「ん、そうか…。」
何かを考えるように口に手を当てる。そして執事に耳打ちするように何かを告げる。
「…!!はい、かしこまりました。」
執事は丁寧に頭を下げどこかへ歩いて行った。
「楓、飲み物は何がいい?」