甘い罠







――グイッ――












「キャァッ!」







いきなり引っ張られて急に目の前が真っ暗になった。





な、何…?








「俺の姫華に触んな。」











…お、俺の!?







「ち、ちょっ!麗!」








慌てて顔を上げると――――――









そこにはとても不機嫌な顔をした麗が居た。









「お、俺の姫華ってっ。」



「あ?覚えて無いなんて言わせねぇぞ?


あんなに可愛ぃ姫華見たの、初めてだった。


また、しような?」






…またって…








――ボッ――











また、顔が一気に熱くなる。










< 11 / 44 >

この作品をシェア

pagetop