エール

君と貴方と私

―――

優也side


中学3年になってから、家に家庭教師が来る事になった。

近所の人で、俺の志望してる高校の2年生らしい。


とても白くて優しい人だった。それが本庄 豊さん。



豊さんは、無気力な俺の気持ちを読み取るのが上手かった。

こんな性格だから、人と接するのは苦手だったけど、豊さんと接するのは好きだった。

豊さんにはいつも尊敬をしていた。


力を出せば、もっとレベルの高い高校も行けると言われたが、
俺は豊さんの居る高校に行きたかった。


話す事には慣れてないけど、豊さんに聞かれた事一つ一つに答えた。


慣れて来た頃、俺がピアノを弾いている時に豊さんが来た。

豊さんはその曲を聞いて「彼女がその曲」好きなんだ。


と教えてくれた。



 
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