ラブフェチ〈短編集〉

「慎ちゃん、何か言った?」


何か聞こえたような……?


「んーん。別に何も言ってない。それより、今日はこれやらなくていいの?」



そう言って慎ちゃんは肩くらいまであるの自分の髪をつまんで私の方に見せた


…なんか、様になってます



「陽菜ぁ?」


「しますよっ!!」



慎ちゃんを前に向かせ私は慎ちゃんの髪の毛をいじり始める


この昼休み苦痛だけど、この髪をいじる時間だけが私の至福


私は小さい頃から他人の髪をいじるのが好き


だからいつの間にか、異性を見る時も髪の方を先に見ちゃうんだよねぇ~





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