華麗なる反抗期
うちの弟

「うさー!早く帰ろー!」
高校に入ってからできた友達がわたしをせかす。
「待ってー!まだくつが……」
わたしはそう返した。

はじめての革靴、新しい制服。
高校入学1週間。
わたしにはまだ慣れないものがたくさんです。

「もー……うさ早くしーてーよー。うーさーうーさー」
「あーわかった頼むからその恥ずかしい名前を連呼するのをやめてー!」

わたしは南野うさ、といいます。
うさぎみたいで恥ずかしい名前です……。
はじめて会う人にはやっぱり、
「変わってる名前だねー……でも外見とあってる!」
……といわれます……。
外見とあってるなんて失礼ですねーというのはさておき。

名前以外はいたって普通の女子高生です。
高校入学後すぐ学校一モテる先輩に一目惚れ……という健全かつベタなエピソードを持つ普通の女子高生なんです。
勉強と運動は……人よりチョットできないかな……(笑

高校に入ってから友達もたくさんできました。
彼氏は……まだナシ。
願わくば一目惚れの先輩と付き合いたいなあ……と密かな野望(?)を持ってたり。

「うさ、なにニヤニヤしてんの?」
「はえ? に、ニヤニヤなんかしてなかったってば!」
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