薬指~未来への誓い~
『この子が私と真吾の希望…??』



まだ私のお腹にあるあたたかな彩の手の上に、私も手を重ねた。





『明日、真吾と…話てみる』

『うん』



また私の頭をポンポンって撫でた彩の笑顔に私は何度も癒される。




『さて…今日はもう寝なさい』


時計はいつの間にか日付が変わった時間になっていた。



『彩は朝までいる?』
『いるってば(笑)』


あっ、また私子供みたい…。
やっぱり、彩は妹じゃなくて、お姉さん…かな。。



私はベッドに潜り、寝転んだ。


『彩も一緒に寝る?』

『嫌だよ、気持ちわるい(笑)』

『昔は一緒に寝たじゃ~ん!!!(笑)』

『それに、倖知は寝相わるいもん!!!真吾くんに言われない!?!?』

『……言われる』



いつの間にか、普段通りの私たちのテンションに戻っていて、笑い合っているうちに私の意識は途切れた…。



あんな事があった日に、こんな笑いながら眠りにつけるとは思ってもみなかったよ…。



彩??私はね、これから先もずっとずっと彩と笑い合ってる未来も…

一緒に見に行きたいな…。




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