夜の雨の香りと貴方。
傘を持って









朝はトーストに手作りしたというイチゴジャム。


変な所にお母さんはこだわりがあって、そこに憧れてたのだろうな私は。



寝坊してパンをくわえて家を飛び出すと"漫画みたいね"って。


そういうこと言う、穏やかというか能天気なところも好き。




嗚呼そうか。



彼はお母さんに似ているんだ。



変で能天気で。



だから親近感が湧いた。




……………ん?


彼って………………






誰だっけ?






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