不確かなカタチ


夜、知り合い二人はうちに来た。
少しの食料を持って。


普通に風呂を貸して、普通に話して、帰ってくれることを期待したけど、帰る気なんてなかったんだね。始めから。


二人は持ってきたビールを飲み、アタシたちは、せっかく入手したワインを一気させられたりしながら、内心、ヤバいと思っていた。

そして定番のゲームに発展。


王様ゲームになったときは、もう本当にヤバいなと思った。


なんとかしなきゃ。
りんを守らなきゃ。
アタシの責任だ…。
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