Blood smell 2
寒さで右肩の感覚を完全に失ったころ
木戸が静かに開いた

「来い。
シュルドがここに到着した。」


無愛想な声が
失いかけていた意識を引き戻す


修二がここに!!?


やっぱり

本当にここに来てしまった


「修二は無事なの?!」


思わず聞くと
男は鋭く私を睨みつける

どうやら質問は許されないらしい


男に連れられるまま
先ほどと同じ広間に通される


先ほどと同じように
玉座には皇帝と教皇が鎮座し
その周りには無数のヴァンパイアが控える



「…来たか人間。」


教皇が嬉しそうにほほ笑むのとは対照的に
皇帝は私を見ようともしない


ゆっくり
先ほどと同じ所まで進み出て跪く


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