あの気持ちをもう一度



「浮気とかそういうのじゃないの…ただ少し話を聞いてもらってただけなの!」


「腕組んでか?楽しそうに話してたな」
イライラする。なんなんだよ!


「ごめんなさい…。ずっと寂しかったんだもん」
そう言うと愛歌は泣き出した。
やっぱり泣かれると許したくなってしまう。


「泣くなよ。別にいいから」
結局こうなるんだ。


「私のこと好きなのかな?いつもいいよって、嫌ってなんで言ってくれないの?」
泣きながら訴えてくるのは思ってもなかったこと。






< 29 / 82 >

この作品をシェア

pagetop