家政夫さんが過保護すぎます。

「私でよければ…是非」



「そう」



笹さんは嬉しそうに微笑んだ。

笹さんが私に微笑みかけている。


いつも私を叱ってばかりだった笹さんが。



「成宮さん。あなた変わったわね」



「え?」



「目の下にクマを作らなくなったし、仕事のミスも減ったし」



「すみません……」



「謝ることはないわよ。あなたを変えたきっかけはなんだったのかしらね?」



笹さんはそう言って、私の肩に優しくフワリと触れると、仕事の内容を記した資料を私のデスクの上に置いて、自分のデスクへと戻って行った。

< 53 / 103 >

この作品をシェア

pagetop