こんなに好きなのにっ!!
一緒に座る形になってしまって、まだキスは続く…。



リオ君とは違う悠ちゃんのキス。



このまま食べられてしまいそう…。



悠ちゃん、悠ちゃん、悠ちゃん…。



コレ以上ダメだよ…。



あたしはリオ君の彼女だよ?



悠ちゃんにも琴里さんがいるじゃん…。



ダメだよ、悠ちゃん…。



頭ではわかっていた。



だけどあたしも悠ちゃんを離さない…。



床で絡む指は昼間に繋いだ手…。



好き…。



手も目も髪も唇も…。



悠ちゃんの全部が好き…。



「ぁっ…」



首に降りた唇が胸元まで達した時、いちばんドキドキしている場所を強く吸われた。



なにが起こってるのか、頭が着いていかない。



悠ちゃんだけど悠ちゃんじゃなくて…。



赤く着いた痣を撫でた悠ちゃんは元の場所へ戻った。



夢…じゃないよ…。



意味がわからない…。



悠ちゃんは好きになっちゃ行けない人でしょ?



あたしは今日、リオ君を裏切った…。




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