夏の空を仰ぐ花 ~太陽が見てるからside story
あたしの体に稲妻が直撃したのは、今から5ヶ月前の入学式の日のことだ。
9時15分。
約束通りの時間に結衣と落ち合い、あたしは南高生活に飛び込んだ。
「入学、おめでとうございます」
正面玄関前で先輩たちが胸に付ける紅白のリボンとパンフレットを、新入生たちに配っていた。
黒髪ばかりの中、金髪のあたしと赤毛の結衣を見ては、どの先輩も目を丸くしていた。
「入ってすぐ右の掲示板に、クラス分けが貼り出されてるから」
頑固一徹ならぬ、真面目一徹。
でも、優しそうな女の先輩が紅白のリボンを渡しながら、校舎の中を指差す。
「自分の名前、確認したらその教室で待機していて下さい」
学校紹介のパンフレットを手に入、
「行くぞ、結衣」
「おーよ」
あたしと結衣は南高へ飛び込んだ。
「おおお……」
飛び込んだとたん、圧倒された。
中学と高校は、こんなにも生徒数が違うものなのか。
「なんじゃこりゃあ」
掲示板前は、新入生でごった返していた。
これじゃ……動物園の猿山じゃないか。
餌に群がりたかる、黒髪紋次郎の猿がわんさかいる。
「どこ中出身?」
「名前教えてー。私は……」
「仲良くしてね」
「一緒に教室行こー」
9時15分。
約束通りの時間に結衣と落ち合い、あたしは南高生活に飛び込んだ。
「入学、おめでとうございます」
正面玄関前で先輩たちが胸に付ける紅白のリボンとパンフレットを、新入生たちに配っていた。
黒髪ばかりの中、金髪のあたしと赤毛の結衣を見ては、どの先輩も目を丸くしていた。
「入ってすぐ右の掲示板に、クラス分けが貼り出されてるから」
頑固一徹ならぬ、真面目一徹。
でも、優しそうな女の先輩が紅白のリボンを渡しながら、校舎の中を指差す。
「自分の名前、確認したらその教室で待機していて下さい」
学校紹介のパンフレットを手に入、
「行くぞ、結衣」
「おーよ」
あたしと結衣は南高へ飛び込んだ。
「おおお……」
飛び込んだとたん、圧倒された。
中学と高校は、こんなにも生徒数が違うものなのか。
「なんじゃこりゃあ」
掲示板前は、新入生でごった返していた。
これじゃ……動物園の猿山じゃないか。
餌に群がりたかる、黒髪紋次郎の猿がわんさかいる。
「どこ中出身?」
「名前教えてー。私は……」
「仲良くしてね」
「一緒に教室行こー」