原石のシンデレラ

夜が明けかけた朝

「うぅ……」

ゴロンと寝返りした瞬間に、《ゴチン》と鈍い音と痛みが私の頭に響いた。


「いったぁ……もう、何なのよ」

頭を抑えて毒づく視線の先には、炉惟の姿があった――。


スースー…と気持ちよさそうに寝息を立てていて、誤って頭突きしてしまったというのに、何もなかったかのように眠っている。


「炉惟さんって意外と石頭……??」


ボソリと呟くと、「――誰が石頭なんですか…」と、眠たげな声で目をこすりながら返事をする炉惟がいた。



しまった――。
私は慌てて自分の口を手で抑えた。


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