気まぐれ探偵はお嫌いですか?
どうやら着いたらしい。


タクシーから降りると海から来る潮風がきて心地良い。


凱はタクシー代を払いタクシーから出ると背伸びをした。


「よし!ときわ、行こうか。」


凱について行くと大きな船が見えた。


「凱、あれに乗るんですか?」


「ああ、そうさ。あの船の中にはチョコレートケーキとかマカロンとかが置かれているんだ。」


凱の頭の中には、お菓子のことしかないらしい。


さっきまで微妙な気分だったのに今では上機嫌だ。
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