スターフィッシュ‼︎

その時、


「おめーら俺の女に何すんだよ!」

という聞き覚えのある声を感じた。


「ああ? 邪魔すん……」

とギャル男が言いかけたところで、

「ぶぇっ」


その体は吹っ飛んでいった。


――え!?


急にギャル男から解放されたあたしは

歩道のアスファルトに膝から倒れこんだ。


あたりは暗いのにその金髪のせいですぐに分かった。
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