メガネくんの図書室 短編


なんだよ、これ…。胸が締めつけられるように痛い。


まぁいっか。


「多賀峰」


「ありがとうございます…」


ゆでたこのように真っ赤な多賀峰。


「なぁ、多賀峰って好きな奴いんの?」


「へぇっ!?」


また変な声。


唐突すぎたな…。ビックリしすぎだし…。


「だから、好きな奴いんの?」


「い…いません!そんな人!!」


慌てて否定する多賀峰は手をぶんぶん振る。


怪しい…。



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