destiny -運命の恋ー


 

 「ねぇ、とりあえずあそこ入らない?」

 先輩が指差した方向は

 「ファミレス・・ですか?」

 
 「うん、いろいろ話聞きたいしね?」

 そういって先輩は深い笑みを浮かべ、私の手をとってファミレスへと引っ張っていった


 





 


 
 「で?ホントは誰に聞いたの?」

 
 「・・・。」

 
 言った方がいいのか・・・。
 言わない方がいいのか・・・。


 迷った末。

 


 「 す・・ばる・・です・・・・・。」



 「昴?なんであいつが・・・?えだって・・・・」

 「でも昴、知らなかったんだと思います!!昴もきっとうわさとか聞いて・・・」

 「それはないと思うよ」

 「え・・どうして?」


 








 「それはまだ言えないけど・・・、いつかは言うつもり。でも絶対それはないな。」


 「じゃあ・・・どうして昴は・・・。」


 「わからないけど、どうしてだろうね^^」

 「・・・。」

 「 川瀬 徹。 17歳の君とおんなじ高校の先輩。 サッカー部。」

 「知ってますよ?」

 「って登録しといて?」

 と言って先輩は自分の携帯を持って私に向かって手をひらつかせた

 「あ・・。」

 私の携帯を先輩へ。

 「これで、いつでも連絡してね。」


 といって先輩は帰っていった。


 







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