destiny -運命の恋ー



 (徹Side)



 職員室へと向かう道のり


 八割、優希菜ちゃん。

 二割、昴。

 それぞれのことを考える。




 そんな時に俺の視界に現れた人物



 







 「あ。」



 昴、お前今何考えてた?






 「あぁ・・。徹先輩。」


 「何?遅刻?」

 「ですね、はは。」




 無理に笑ってねぇか?


 
 「・・・聞いてい?」


 「何を・・ですか?」


 「お前・・・俺の昨日の話どう思った?」


 

 正直に・・・言って。



 それが言えない。


 心のどこかで嘘をついてほしかったのかもしれない

















 「すげぇ、ムカつきました。」

 
 俺の 中にどーんっておっこってくる何か





















 「先輩にじゃなくて、自分に。」



 「・・?」



 「だから、俺もアイツに告白しました。」



 「・・ぇ?」


 「悪いことはしてないです。
  俺、アイツの事が好きです。」















 「・・・・了ー解。」


 驚いたけど、一瞬で整理が出来た

 「お互い、返事待ちましょうよ。」


 「自身ありげだね。」


 そんな昴に・・すげぇ・・・嫉妬。


 「そんな事ないです。じゃぁ、授業始まっちゃうんで。」







 

 と言って走っていった昴








 
 「余裕ねぇなぁ・・・・」



 そう一人でつぶやき、職員室へ向かう足を反対方向へ


 かばんを持って学校を後にした




 


 
 

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