destiny -運命の恋ー

運命の人





 
 「だからさ・・・・付き合おう。」





 







 うれしくて






 うれしくて












 「うん。」









 それしか言えなかった
















 はじめに頭によぎったのは



 「岬ちゃんは・・・・?」








 「・・・・あぁ・・・。さっきふっちゃった・・・・。」












 「うそ・・・?いつのまに・・・?」





 「お前が固まってる間」


 そういって軽く笑う





 「・・・そっか」






 

 私も体験したことあるからわかるんだ


 好きな人が別の女の人を好きだってコト



 可哀想




 それは決して哀れみなんかじゃなくて



 私の純粋な気持ち












 「なんて・・・?」




 傷つく言葉じゃないといいけど・・・









 「えぇ・・・言うの?」



 「言ってよ!」




 
















 「俺は優希菜が好きだから・・って///」







 照れながら言う


 その予想外の言葉が


 なぜかとってもうれしくて




 付き合った・・・んだね













 うれしくてうれしくて

 ちょっぴり哀しかった



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