だからこそ、キミは。



梨花たちのグループは、クラスのランクで言うと一番上のグループ。


つまりは、誰も梨花たちに口出ししたり、従わないものはいない。



梨花たちが何か言ったり、指示を出したりしたのかは知らないが…。

…誰も、私を入れてくれることはないみたいだ。




『……。』



とりあえず、自分の机へと向かう。


見てないようで見てる、みんなの視線が。
梨花たちがクスクス笑ってる声が。


なんだか私を、“惨めだ”と笑ってるみたいで。



自分自身、そんな自分に恥ずかしくなる。




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