だからこそ、キミは。



正直、こういう爽くんの心遣いは有り難い。



大分、1人でいることにも慣れた私。

それでも、時折寂しさを感じるのは確かで。



たまに、梨花のような存在が恋しくなる。

グループという塊が、羨ましくなる。



自分を偽ってばかりで、正直、グループにいる間も梨花の機嫌ばかり伺っていた私。



…それでも。

確かに私は、梨花が率いる“グループ”という存在に救われていたのだと、実感した。



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