辻斬り
「どうした!」
鴻上が辿りつくと、そこはただ今修羅の巷だった。
「――キー、なくなってるし」
「……理人君、何で死んでるの?」
「さ、殺人犯、さ、さ、さ、さ、殺人犯の仕業よ――――」
「うるせえ、お前ら! ちったあだまってろ!」
車にたどり着いためぐみらは、変わり果てた理人を見ても、もはや叫ぶ恐怖もすでに通り越していた。
最初に発見したあゆみだけは、いまだ動揺して無言を貫いたままだ。
鴻上は運転席に乗り込むと手にした石でキーボックスを無理矢理叩き割った。
「…こうして、車のセルモーターを直接通電させれば、鍵がなくともエンジンをかけられる!」
「そんなことして大丈夫なのか?」
「緊急事態だ! どうせ車両保険に入ってる」
急ぎエンジンをかけようとしたとき、えみが「あーっ」と叫ぶ。
「! どうした?」
鴻上が辿りつくと、そこはただ今修羅の巷だった。
「――キー、なくなってるし」
「……理人君、何で死んでるの?」
「さ、殺人犯、さ、さ、さ、さ、殺人犯の仕業よ――――」
「うるせえ、お前ら! ちったあだまってろ!」
車にたどり着いためぐみらは、変わり果てた理人を見ても、もはや叫ぶ恐怖もすでに通り越していた。
最初に発見したあゆみだけは、いまだ動揺して無言を貫いたままだ。
鴻上は運転席に乗り込むと手にした石でキーボックスを無理矢理叩き割った。
「…こうして、車のセルモーターを直接通電させれば、鍵がなくともエンジンをかけられる!」
「そんなことして大丈夫なのか?」
「緊急事態だ! どうせ車両保険に入ってる」
急ぎエンジンをかけようとしたとき、えみが「あーっ」と叫ぶ。
「! どうした?」