Sweet homeー同居相手は副担でした!?ー


「緋夜梨…、ズルいよ。
俺の思ってた事全部言うんだもん」


「え?…じゃあ……」


春ちゃんの次の言葉に期待してしまう自分がいる。


「……好きだよ。緋夜梨」


そう言ってさらにキツく抱きしめた。


「…ほんと?」


嬉しすぎて泣きそうになる。


「ほんと」


そう言ってくれた春ちゃんの胸に顔を寄せ、私も春ちゃんの背中に腕を回した。


「春ちゃん、おかえり」


「ただいま」


< 122 / 278 >

この作品をシェア

pagetop