Sweet homeー同居相手は副担でした!?ー


その日、私たちはいつも通り学校へ行った。


学校に着いてすぐ、智美に異変を見破られ、昨日あった事を話した。


智美は「先生を信じなさい!」って言ってくれた。それだけで私は少しホッとしたんだ。


「―…梨!…夜梨!緋夜梨!」


「…っ!…なに?パパ」


「何ボーっとしているんだ?せっかく家族水入らずで食事してるのに〜」


そっか…今、家でみんなでご飯食べてるんだった。


「久しぶりのお母さんの料理だろう?」


「…うん」


「美味いか?」


「…うん」


< 214 / 278 >

この作品をシェア

pagetop