メガネ夫婦

「すごく、かっこよかった」

彼は嬉しそうに優しく笑った

「ルカの物好き」


そしてお互いに引き合うように
キスをした

夢中に


「ん、あ」

「ルカ…」

彼が熱っぽく呼ぶ

「サクちゃ、ここじゃ嫌ぁ」

「じゃ、お皿洗い後にして、ベッド行こうか」

「…うん」

彼は優しく右手で
彼女の左手を包み込む


2人は導かれるように
手をつないで寝室へと歩み出した

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